心理学とは何?いつどんな時に役立つ知識なのか

人間の心というのはとても曖昧ではっきりしないもので、漠然とした悩みを抱えたことをきっかけとして心理学に興味を持つ人も多いのではないでしょうか?

心理学とはいったいどんな学問なのか、どんな時に役立つ知識なのか詳しくご紹介していきます。

 

1. 心理学とは?

長い歳月をかけて 曖昧な人間の心を科学的に分析したのが心理学 です。

人間はどんな心境の時にどんな行動をするのか、心と行動の関係について科学的な手法で研究する学問が心理学で、その起源は紀元前の古代ギリシャにまでさかのぼると言われています。

ただ心理学は今なおアップデートされている学問で、過去の定説が覆されるようなこともあります。

もっと仕事で成功したい、人間関係のトラブルを解決したいなどの理由で心理学に関心を持つ人も多く、実際に心理学を学べば仕事も人間関係もスムーズになるという内容の本もあります。

ストレス社会である日本では心理学に興味を持つ人も多いですから、関係する書籍もたくさん出版されていますし、カウンセリングやNLPなどといった心理資格もたくさんあります。

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膨大な種類がある心理学は、人生の質を高めると同時に、

  • 恋愛に生かせるもの
  • 仕事に役立つもの
  • 人間関係の悩みを解消してくれるもの

など様々です。

心理学の資格を取得すればカウンセラーやセラピスト、コーチなどの心理職で活躍することもできるでしょう。

1-2. 心理学にはさまざまな種類が!

心理学と一口に言ってもさまざまな種類があります。

非常に抽象的な人間の心と行動が研究の対象になっているので、いろいろな分野と合わせて研究が進められるのでその種類も多岐にわたります。

大きく分けるとこの2つになります。

  • 基礎心理学
  • 応用心理学

実験や統計により人の心理的な法則を研究するのが基礎心理学で、その基礎心理学で得られたデータを恋愛や教育、災害など他の分野に活用したのが応用心理学です。

基礎心理学の中にも発達心理学や人格心理学、社会心理学などさまざまな種類があります。

年齢を重ねることで心にどんな変化が起こるのかを研究するのが発達心理学で、その人の持つ性格や人格について研究するのが人格心理学です。

社会と個人の双方がどのように影響しあっているのかを研究するのが社会心理学で、この代表的な3つの基礎心理学以外にもたくさんの種類があります。

応用心理学の代表的なものは教育心理学や災害心理学、スポーツ心理学などです。

教育の分野に心理学を応用することでより効率よく教育をしていこうというのが教育心理学で、災害時の人間の心の変化を研究することで二次被害を予防しようというのが災害心理学です。

心理学を応用することで、スポーツ時により高いパフォーマンスを発揮できるようにするのがスポーツ心理学です。

1-3. 心理学はどんなシーンで役立つのか

心理学は日常のさまざまなシーンで役立てることができます。

仕事やビジネスシーンでも大いに役立つ心理学は、業績アップのために大手企業でも心理学を活用していますし、コンプレックスの克服や恋愛にも役立てることができます。

または心理カウンセラーや臨床心理士、産業カウンセラーなどの心理学を使う仕事にも役立つでしょう。

 

2. 仕事で役立つ心理学について

例えば色彩心理学は多くの飲食店でも導入されていて業績アップに貢献しています。

大手のファーストフードショップでは黄色やオレンジ色、赤色などの暖色系の色が意識的に使われているのですが、これは人間がこれらの色を見ると空腹を感じるからです。

また黄色やオレンジ色、赤色は時間を長く感じさせるという効果もあるため、一人あたりの滞在時間を短くしてお客さんの回転を良くしようとする狙いもあります。

2-1. 希少性の原則とは

他に、本日限りやお一人様1個限りのように数量や時間を限定して購買意欲を高める希少性の原則という心理学もあります。

希少性の原則は通販や店頭での販売でよく見かけるもので、大手ブランド品でも世界で限定1000個限定などとの謳い文句でその商品の希少性の高さをアピールし売上アップを狙います。

どうしても必要な日用品であればすぐに購入しますが、いつでも入手でき緊急性のないものなら購入する気にはならないものです。

それが数量や期間限定などと言われると急に欲しくなるもので、これがお店の狙いだと分かっていても購入してしまうものです。

2-2. 作業興奮とは

作業興奮の心理学も仕事をする上で大いに役立つ心理学です。

これは、やる気の出ない作業でもやり始めると自然とやる気が湧いてくるというものです。

どうしてもやる気が起こらない嫌な仕事というのが誰にでもあるもので、これは仕事に限らず主婦が行う家事もそうでしょう。

しかし脳というのは、そのまま何もしなければやる気もますます起こらなくなります。

イヤイヤでもとりあえず作業を進めていくうちに、いつの間にかやる気が出てくるという構造になっていると言われています。

これを知っていれば、やる気が起こらなくてもまずやってみようという気になるもので実際やり始めてみると意外とスムーズに作業が進むものなのです。

これは思い当たることがある人も多いのではないでしょうか。

あれこれ頭で考えて嫌な作業を先延ばしにしていると、ますますやる気も失せてしまいます。

まずはやり始めてみると良いということを教えてくれるのが、作業興奮の心理学です。

 

3. 恋愛やコミュニケーションで役立つ心理学について

心理学には恋愛やコミュニケーションに役立つものも多くあります。

相手とのコミュニケーションをスムーズにしたり、恋愛に役立つ心理学に基づくテクニックがあります。

3-1. 類似性の法則とは

まず恋愛やコミュニケーションでの代表的な心理学に、類似性の法則と言われるものがあります。

例えばあるグループ内に自分と出身地が同じだったり、趣味が同じ人がいることが分かった途端に、急にその相手に親近感を湧くことがないでしょうか。

これを心理学では類似性と呼び、誰かと仲良くなりたいときや恋愛などに意図的に役立てることができます。

人は誰でも何かしら自分と共通点のある人に親しみを感じ、好意を抱くという法則があるのです。

共通点は何でも良いのですが、やはりより細かい共通点がある方が有効です。

例えば同じ出身地だった場合でも同じ県だったというだけよりも同じ町内だった、同じ学校だったという方がより相手との距離も近くなるでしょう。

3-2. 単純接触効果とは

他に、単純接触効果やハード・トゥー・ゲットと言われる心理学も恋愛で効果的に利用できます。

単純接触効果とは、単純にいつも頻繁に会う人により親しみを感じるというものです。

たまにしか会わない人よりも、いつも頻繁に会っている人の方が親しみを感じやすく信頼感や好意を持ちやすいものです。

ですから好意を持って欲しい人がいたり信頼関係を築きたい人がいれば、たとえ1回あたりの時間は短くても良いので会う回数を増やすことが効果的です。

3-3. ハード・トゥー・ゲットとは

ハード・トゥー・ゲットは、自分のことを特別扱いしてくれる人に対して好意を持つという心理学です。

誰でもいつも自分のことを大切に扱ってくれる人に対して悪い気はしないものなので、好意を持たれたい相手がいればその人のことを特別扱いすると良いでしょう。

3-4. イエス誘導法とは

他にイエス誘導法も恋愛やコミュニケーション、ビジネスシーンでも役立つ心理学です。

これは意図的に相手がイエスと答える質問をすることで、自分の要求を通しやすくするというテクニックです。

例えば今日は暑いねとかあのアイスクリームは美味しいよねとか、相手がイエスと答えやすい質問を繰り返すことで相手は自然とこの人とは気が合うと感じてくれます。

会話の中で自然と親近感を感じてくれるので、こちらの質問に対してなんでもイエスと答えてくれる確率が高くなるということです。

3回くらい連続でイエスの答えが返ってくればそのあとの質問にもイエスと答えてくれる可能性が高いでしょう。

恋愛や人間関係では相手との距離を縮めるために、ビジネスでは営業の仕事などで効果的に利用することができます。

 

4. 心理学のまとめ

心理学はとても奥が深いもので、さまざまな悩みを克服してより良い人生を歩むことをサポートしてくれる学問です。仕事や恋愛、自分の能力アップや人間関係をスムーズにしたりとさまざまなシーンで役立つ心理学があります。