心理学の”ミラーリング効果”で人から好意を得るテクニック





 

心理学のミラーリング効果で人から好意を得るテクニックを身に付けてみませんか?

ミラーリングとは、好意を持つ相手のしぐさや表情、動作などを無意識に鏡のように真似をする行為を指します。これはあくまでも自分が好意をもっている人にたいして無意識に行ってしまうものであってわざとではありません。

その人の事が好きだなと思うと、同性・異性に関係なく、その人の言葉づかいや考え方、ファッションや時には方言、口癖や口調、好きな食べ物や色、しぐさ、癖などを真似てしまうことはないでしょうか。むしろその人になりたいと憧れる気持ちがあると、真似をしてしまいがちです。

しかし、こういった真似をする(=ミラーリング)という行動は相手に与える影響が大きく、心理学的には『相手から好感を得る効果がある』とされています。

 

1. ミラーリングの効果とは?

昔はペアルックと呼ばれましたが、『恋人同士が同じファッション・格好をする』という、ちょっと恥ずかしい気持ちもあるけど嬉しい気持ちでしていた流行がありました。

現在では男性女性問わず、双子コーデなどと呼ばれて街中で同じ格好をしている人達を見かけます。このケースは少し意識的ですが一種のミラーリングと言っても良いでしょう。

『好きな友達・仲間と同じでいたい!』という欲求が先にきた例です。

また、好きなアイドルやファッションモデルのファッションや髪型、口紅などのメイクやネイル、男性でも、髪型やファッション、ひげ、靴などをまねたりするのもミラーリングの一種です。好感を持つ相手のしぐさや表情を無意識に真似ると、真似された方は自分と同じ表情やしぐさをする人に対して、好意を抱く効果があるというのがミラーリング効果なのです。

無意識に相手をまねる』という事はその相手に対して、好意・尊敬の念を表現することになります。心理学的にも実証されていますので、好きな人がいる(恋愛)、または、『その人に好意を持ってもらいたい』という場合は、このミラーリングテクニックをマスターしてみましょう。

ですが、あくまでもさりげなく、無意識を装うことが大切で、『自分が真似されて嫌だなと思うこと』は絶対に避けましょう。これは逆効果になってしまいます。

 

2. ミラーリングの効果を最大限に引き出すテクニック

① 笑顔を笑顔で返す

まずは相手が笑ったら、こちらも笑ってみましょう。笑顔というのはとても大きな陽のパワーを持つものです。自分が笑って相手も笑いかえしてくれた時に怒る人はまずいないでしょう。とても簡単で自然なことなのでここから始めてみましょう。

ミラーリング効果では、自分のしぐさや行動と同じ事をする人を、仲間・味方と認識しますので、『自分は敵ではないのです』というアピールになります。

 

② 相手の行動を真似る

デートで(ビジネスシーンでも)カフェなどに入った時、相手が頼むものと同じものを頼んでみましょう。コーヒーや、紅茶などならわざとらしくなりません。

また、相手が足を組んだら自分も足を組んでみましょう。わざとらしくならないようにオーバーアクションではなく、あくまでもさりげなくです。コーヒーを飲んだら自分も一緒に飲んでみる、また、相手が嬉しそうに話している時は自分も嬉しそうにしてみる、悲しい話をしている時は自分も一緒に悲しんでみましょう。

実は、このミラーリングは相手のことが好きなら無理に真似をしようと思わなくても無意識にできるものです。反対に、あまり相手に対して好意を抱いていないとしても、相手からの好感を得ようとする様なビジネスシーンなどでは、自然な形で真似が出来るように心がけてみましょう。

 

③ 相手の言葉を繰り返す

会話の中でのあいづちも、「うん」とか、「そうだね」、だけでなく、相手が使った言葉を繰り返してみましょう。

「昨日、ホントに楽しかったんだよね~」と言われたら、「そっか、楽しかったんだね!」と言って笑顔になってみます。自分と感覚が似ているなと思う人とは距離が自然に縮まるものです。

 

3. ミラーリングの上級テクニック
「相補的ミラーリング」

ここまではただ、さりげなく真似をするという初級・中級テクニックでしたが、もうひと段階うえの上級テクニックとして、相補的ミラーリング効果というものがあります。これは、敢えて今まで同じような”しぐさ”や”行動”をしていた中に、さりげなく逆の行動を時々組み込むとよりミラーリングの効果が高くなるというものです。

相補的ミラーリングのやり方

相手が腕をくんだら、自分はいすのひじ掛けや、別の場所にあえて手を置いてみたり、相手がいすに浅く腰掛けなおしたら、自分は深く腰掛け直してみましょう。これはあくまでもミラーリングと織り交ぜる程度にしておきましょう。

 

4. 相手の姿が見えなくてもミラーリングはできる!

ミラーリングでは、相手と直接会っていない時でも、その効果を発揮することが可能です。

例えば、メールで相手とやり取りをするケースでも有効です。メールの言葉遣いや絵文字、行間の区切りや改行などをさりげなく真似てみましょう。無意識的に働きかけるという意味では、相手と直接会うよりもミラーリングしやすいかもしれません。

当たり前の話ですが、『全く同じ様に真似る』のでは、相手が気付いた時に嫌な気持ちになる可能性がありますので逆効果です。あくまでも自然に、似ている程度が効果的です。また、返信時間や返信の間隔などを似せることも有効でしょう。

「なんだか似てるな」、「感覚が同じ気がするな」と相手が思えば、受け入れられやすくなります。あくまでも露骨にならないように無意識を装うのがミラーリングを成功させるテクニックです。

相手が気づいた時には自分に親近感を感じて距離が近くなっていた…というのが理想なのです。

 

5. ビジネスシーンでもミラーリングは効果的!

ミラーリングは、なにも恋愛だけに有効というわけではありません。ビジネスシーンで活かすことにより、業績アップや昇進に効果を発揮させることも可能です。

例えば、サラリーマンで営業をしている方や、店頭販売員の方などでも応用できるテクニックです。出世を狙って上司に可愛がられたい人や販売業績を良くしたい人、契約件数を多くしたい人、また、クレーム処理をする人などは上司やお客さまにミラーリングを応用してみると、業績が上がったり、クレーム処理が上手くいったりする可能性が高くなるでしょう。

ミラーリングを活用して、世渡り上手な人間を目指してみるのも良いですね。

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