心理カウンセラー資格の種類と取得方法

心理カウンセラーになる事を目指して、どのような資格があるのか調べた方は、心理カウンセラーの資格の種類がとても沢山あることに驚いたのではないでしょうか?

心理カウンセラーの資格は国家資格の公認心理師をはじめとして、協会・学会・民間企業など、様々な種類の団体が認定する資格となっています。

ここでは、心理カウンセラーの資格として比較的知名度の高い資格をご紹介していきます。また、それぞれの資格に対して、当サイト内で関連する記事がある場合はリンク先を掲載していますので、そこから詳細を確認することが可能です。

 

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心理カウンセラー資格は認定団体の種類も色々

心理カウンセラー資格は非常に種類が多く、認定団体も様々です。

大きく分けると、

  1. 大学などの公的機関が教育を担う資格
  2. 学会が認定する資格
  3. 民間団体が認定する資格

があります。

現在、心理カウンセラーの資格はほとんどが民間団体が認定する資格になりますが、心理カウンセラーにはどのような資格の種類があるのかご紹介ていきます。



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大学などの公的機関の勉強が必要な資格

大学や大学院で勉強して、指定の単位を履修するなど、公的教育機関の教育が必要な資格です。これらは、民間資格の分類です。

2-1. 臨床心理士

心理カウンセラーの資格では最も信頼度が高く、社会的に通用する資格です。スクールカウンセラーなど行政機関で相談業務を行う場合は、多くは臨床心理士の資格が必要です。

資格認定機関

公益財団法人「日本臨床心理士資格認定協会」が認定する資格です。文部科学省が認定する「心理専門職」であることを証明する資格です。

養成機関

専門職大学院(指定大学院があります)

必要な学歴

臨床心理学の修士号取得者、または医師免許取得者。臨床実務経験必要。

 

2-2. 学校心理士

児童・保護者・教師など、学校や教育に関る問題について心理的な援助をする専門家です。准スクールカウンセラーになれます。

資格認定機関

一般社団法人「学校心理士認定運営機構」が認定する資格です。

養成機関

学校心理学系の学部、または教育学部など

必要な学歴

学校心理学系学士号取得者。相談業務実務経験必要。

 

2-3. 臨床発達心理士

発達的観点から、人の健全な成長を支援する専門家です。准スクールカウンセラーになれます。

資格認定機関

一般社団法人「臨床発達心理士認定機構」が認定する資格です。

養成機関

発達心理学部、または発達心理学系の研究科など

必要な学歴

発達心理学系学士号取得者、発達心理学系短期大学・専門学校での学士号取得者。臨床実務経験必要。

 

2-4. 認定心理士

心理学の基礎的な知識や技術を修得していることを証明する資格です。

資格認定機関

公益社団法人「日本心理学会」が認定する資格です。履修科目などの書類審査によります。

養成機関

資格取得に必要な単位は、放送大学で修得できます。他大学で修得した単位と放送大学の単位を合算して申請することもできます。

必要な学歴

心理学系学士号取得者。履修科目などの書類審査によります。

 

2-5. 産業カウンセラー

働く人のメンタルヘルス対策や、予防研修、心理的な援助・相談業務などにあたります。受験資格は何通りもありますので、詳しくは参考サイトで確認してください。受験資格は、大学で心理学関係の単位履修の場合と、学歴不問で養成講座を受ける方法があります。

認定機関

一般社団法人「日本産業カウンセラー協会」が認定する資格です。産業カウンセラーとシニア産業カウンセラーがあります。

養成機関

日本産業カウンセラー協会の養成講座を修了すると受験資格が得られます。(通信制と通学制があります)

 

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日本学術会議に所属している学会が認定する資格

日本学術会議に所属している学会が認定する資格です。基本的に学会に在籍していることが必要です。専門性の高いものから、条件を問わないものまで、種類内容はいろいろです。主なものを紹介します。

3-1. 認定カウンセラー

カウンセリングに関する専門的知識を有することを認定する資格です。試験と推薦がありますが、試験方式を紹介します。

日本カウンセリング学会は、カウンセリング研究・教育・実践の専門家5000名の会員がおり、カウンセリング全領域について研究する学会です。資格取得には学会入会が条件で、正会員2名以上の推薦が必要です。

学会への入会資格は、4年制大学卒業後、カウンセリング研究または実践を行っていること、短大・専門学校卒業者は3年以上、高校卒業者は6年以上のカウンセリング研究または実践を行っていることが条件です。

試験方式は、書類審査・筆記試験・技能試験があります。資格認定大学院修了者は、筆記試験・技能試験を免除し、書類審査と面接のみです。

資格認定機関

日本カウンセリング学会

資格の申請条件

学会の会員として2年以上、または心理学関係の修士課程在学修了者で学会1年以上在会者。認定カウンセラー養成カリキュラムの研修基準に基き210時間以上学習していること。

 

3-2. 家族相談士

日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会は、家族に対する心理的援助の専門団体として、研究研修活動を行なっています。家族への心理的な援助、家族関係の調整や健全な家族のための助言・指導・啓蒙活動などにあたります。地域社会や福祉関係において、家族相談や援助・指導・学習会などで活動します。

認定機関

日本家族心理学会

認定審査

家族心理士・家族相談士認定機構

申請条件

心理学系の修士課程在籍または修了者で、かつ養成講座を修了したもの。養成講座を修了したものなど。

養成講座は、5月~11月の土日(20回程度)実施しており、理論と実習を学びます。試験は書類審査・筆記・面接審査があります。養成講座を修了すると、資格認定申請が出来ます。

 

3-3. メンタルケア心理士

医療・福祉・教育・産業分野での相談援助や心理カウンセリング業務に求められる基礎知識を有することを証明する資格です。

認定機関であるメンタルケア学術学会は、2011年に内閣府特別の機関である、日本学術会議の協力学術研究団体になりました。メンタルケアの啓蒙活動に取組んでいます。

資格認定機関

メンタルケア学術学会

指定養成講座

特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会が指定する教育指定校(各種)で学ぶと受験資格が得られます。

教育指定校は、

  • TERADA医療福祉カレッジ(通信/通学)
  • ヒューマンアカデミー株式会社(通信)
  • LEC株式会社東京リーガルマインド(通信)
  • 麻生医療福祉専門学校福岡校(通学)
  • 横浜医療情報専門学校(通学)

などです。

 

 

4. 民間団体が発行する資格

民間団体や日本学術会議に属していない学会などが、独自に発行している資格で、非常に多くの種類があります。

誰でも受講できる資格講座や通信教育などを展開しています。団体により名称も内容も、色々な種類の資格を発行していますので、発行している団体名を一部紹介します。詳しくは、それぞれのサイトでご確認ください。

4-1. 日本カウンセリングセンター

認定カウンセラーなど。1回単位で参加できるカウンセリング演習なども行っています。

 icon-arrow-circle-o-right 日本カウンセリングセンターHP

 

4-2. 日本能力開発推進協会

心理カウンセラー関連資格では、メンタル心理カウンセラーがメジャーになっています。メンタル心理カウンセラーの資格を取得するためには、キャリアカレッジジャパンでの通信講座を受講する必要があります。

 

4-3. 日本交流分析協会

交流分析士の資格を取得する事ができます。日本交流分析協会の講座には、教育関係の方、福祉関係の方、主婦、企業の人事部の方など、さまざまな方が受講されています。

 

4-4. 日本カウンセリング普及協会

認定心理カウンセラーの資格を取得する事が可能です。

http://www.jcsa-web.or.jp/

 

4-5. 日本メンタルヘルス協会

基礎心理カウンセラーなど

http://www.mental.co.jp/web/

 

4-6. メンタルケア協会

メンタルケア・スペシャリスト、精神対話士など

http://www.mental-care.jp/

 

4-7. EAPメンタルヘルスカウンセリング協会

EAPメンタルヘルスカウンセラーなど

http://www.emca.or.jp/

 

4-8. 日本教育カウンセラー協会

教育カウンセラーなど

http://www.jeca.gr.jp/

 

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心理カウンセラー資格の種類に関するまとめ

心理カウンセラーに関連する資格には、非常に多くの種類があります。

これらの資格は、知識や技術を有することを証明するものですので、就職や仕事に即つながるものではありません。何のために資格を取るのか?をよく考え、自分の目的に合わせた心理カウンセラーの資格を選ぶことが大切でしょう。

体験的な講座や、説明会などを開催している所もありますので、参加してみると非常に勉強になるはずです。費用も様々ですので、まずは興味のある資格について資料請求するなどして調べてみましょう。

 

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