「心理カウンセラーに興味はあるけれど、何からどのように学んでいいか?わからない!」
こんな方も多いのではないでしょうか?
心理カウンセラーの資格としてもっとも信頼度の高い『臨床心理士』を目指すのであれば大学院修了が必要ですが、職場の人間関係や子育てに役立てたいと思うのであれば、手頃に学べる心理カウンセラーの講座が沢山あります。
心理カウンセラー資格を取得する方法としては、『自宅に居ながらできる通信講座』や『夜間や休日などに学校に通う養成学校』などがありますので、ここでは、あなたの目的に合せて 失敗しない心理カウンセラー講座の選び方 をご紹介していきます。
【1】
あなたが心理カウンセラーに興味を持った理由を考えてみましょう!
あなたが心理カウンセラーを目指した、もしくは興味をもった理由はいったい何でしょうか?
- 「心理学に興味があるから」
- 「心の問題で悩む人の力になりたい」
- 「スクールカウンセラーになりたい」
- 「人に接する仕事だからカウンセリングを学びたい」
- 「家庭や職場の人間関係に役立てたい」
理由は人それぞれですが、おそらく何かしらの深い悩みを経験した結果、心理カウンセラーを目指そう!と思い立った方が多いのではないでしょうか?
理由はともあれ、興味を持ったのであれば、まずは心理学やカウンセリング技法について学んでみることです。
環境は刻々と変るものですから、心の問題や人間関係に“正解”はありません。良い方法を見つけるためには、知識を持ち、自分を鍛えておくことがとても大切です。心理学はそのために有効です。
http://sinri-counselor.com/category/psychology/
学ぶために必要となってくる各種講座や心理カウンセラー資格は重要なスタートラインです。種類も数多くありますので、目的を明確にしないと選び方を間違えてしまいます。まずは自分が何のために心理学を学ぶのか?を明確にしましょう。
最近はメンタルヘルスへの関心の高まりもあって、心理カウンセラーになりたいという方も増えているようですが、心理カウンセラーは安易には目指せるようなものではなく、勉強もさることながら、時間と費用も掛かりますので結構大変です。 『なぜ心理カ[…]
【2】
<目的別>心理カウンセラーの通信講座や学校の選び方
『どの様な目的で心理カウンセラーの資格を取りたいのか?』によって通信講座や養成学校の選び方は大きく変わってきます。
人間関係や自分自身・家族のメンタルケアに役立てたい人もいれば、しっかりと心理カウンセラーの資格を取得して企業で働きたい人もいると思います。また、将来的には独立・開業して自分自身でビジネス展開していきたいという方もいるでしょう。
心理カウンセラーの資格の種類は本当に多くて、実は難易度も様々なのですね。例えば、2~3万円程度で気軽に取れる資格から、大学修了が条件で100万円近くの費用が必要な資格もあるのです。
つまり、資格取得にかかる時間も費用もバラバラですので、資格取得後の目的をはっきりさせなければ、色々な意味で無駄に労力を消費してしまう可能性があるということです。
心理学やカウンセリング技法を学んだことは、仮に心理カウンセラーとしての道を歩まなくても人生に大きなメリットをもたらしてくれることは間違いありませんが、少なくとも、『まずやってみよう』なのか『とことんやってみよう』なのか、そのくらいはハッキリさせましょう。
ここでは、
- 自分や家族のメンタルケアや人間関係に役立てたい
- 学校や病院などの公的組織で心理職と働きたい
- メンタルヘルスに関わる仕事をしたい
- 仕事のスキルアップに活用したい
- 将来、心理カウンセラーとして独立開業したい
これらの目的別に最適な通信講座や養成学校の選び方を解説していきます。
① カウンセラーとして企業に就職したい人|講座・学校の選び方
スクールカウンセラーやクリニックのカウンセラーなど、学校・病院・行政機関などのしっかりとした組織に『心理職』として就職したい場合は『臨床心理士資格』、または『公認心理師資格』が必須です。これらの資格以外では公的機関での求人はまず無いと思って頂いて結構です。
また、スクールカウンセラーになりたいという人も多いですので、その場合も臨床心理士資格の取得を目指すと良いでしょう。臨床心理士資格は、心理学系大学・大学院修了が受験資格となります。通信制では、放送大学の通信講座でも可能です。
② 経験を積んでメンタルヘルスに関る仕事がしたい|講座・学校の選び方
最近は職場のストレス対策が注目されており、50人以上の事業所ではストレスチェックが義務化される制度が施行されました。それに伴い、ストレスチェック・プログラムや、従業員支援プログラム(EAP)を提供する団体・組織も増えています。そのような団体・組織では、相手先にプログラム導入の提案営業や契約先企業に運営サポートを行います。
このようなプログラム提供団体に就職してメンタルヘルスに関るコーディネート業務に就く場合に、メンタルケアの知識は有利になる場合もあるようです。
以下よりご紹介する資格講座は、メンタルヘルスの知識を身に付けるために役立ちますので、講座・学校を選ぶ際に参考としてください。
1). メンタルケア心理士
公的機関であるメンタルケア学術学会が認定する資格です。文部科学省後援『こころ検定®』を合わせて目指す事ができるため人気急上昇の資格になります。受験資格としても学歴問わず誰でも資格を目指す事が可能なことも人気を後押ししており、通信講座を修了する事で受験資格が得られます。
心理学やカウンセリング技法、精神医学についても学ぶ事ができますので、これからメンタルケア領域で働きたいと考えている方のスタートアップとして最適な資格です。
2). EAPメンタルヘルスカウンセラー資格
EAPとはEmployee Assistance Programの略で、『従業員支援プログラム』の事を指します。もともと、アメリカ合衆国の政府機関が公式規定を作り全米企業に普及したプログラムです。産業分野に特化した資格となっており、働く人のメンタルケアや企業・組織での再発防止する活動を行いますので、後ほどご紹介する産業カウンセラーに似ている資格と言えます。
資格を取得する講座については、通学によって受講する必要性があり、夜間コースや土日集中コースが設けられているものの、会社等に勤務されている方には少々ハードルが高いかもしれません。
3). 産業カウンセラー資格
心理カウンセラー分野に興味のある方は『産業カウンセラー』という言葉を聞いた事がある人も多いのではないかと思いますが、産業カウンセラーは民間資格にも関わらず、公認心理師や臨床心理士に次いで知名度のある資格となります。
資格名の通り、働く人の心の健康と職業人生の向上を目指す資格となっており、産業心理学などの基礎知識とカウンセリング実習による技能スキルを身につける事が可能です。
受験資格についても20歳以上で且つ養成講座を修了する事で得られるため、誰にでもチャンスのある資格となっています。
③ 心理カウンセリングの勉強をして仕事のスキルアップしたい人の選び方
仕事の中でも、職種によってコミュニケーションスキルの比重が高い業務があります。現在のお仕事が、人事・労務に関る方や、営業など人と接することの多い方は、心理カウンセリングを学ぶことは仕事のスキルアップに役立つでしょう。
交流分析士【初級 TA心理カウンセラー】
精神分析をもとにした対人関係の心理学です。円満な人格形成とコミュニケーション能力向上、人間関係改善に役立ちます。
認定心理カウンセラー養成講座【1級・2級】
心理学基礎理論(10回)、応用理論(10回)、カウンセリング実技基礎(10回)、カウンセリング実技応用(10回)を受講することができます。
産業カウンセラー
働く人の心の健康と、職業人生の向上を目指します。産業心理学などの基礎知識とカウンセリング実習(104時間)
④自分や家族のメンタルケアや人間関係に役立てたい|講座・学校の選び方
家庭や同僚・友人との人間関係を良好に保つために心理学の知識は役立ちます。子育てに役立てたい方は、子どもに特化した講座が良いでしょう。他に、夫婦や家族に特化した講座もありますので、自分の学びたい講座を選ぶのが大切です。
メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会が認定する資格です。基礎的な心理学を体系的に学ぶことができ、カウンセリング理論・ルールも学ぶことが可能です。2ヶ月間の通信講座で取得可能です。
チャイルドカウンセラー
日本能力開発推進協会が認定する資格です。不登校やいじめなどの子供が抱える心の悩みを解決に導くスキルを磨きます。小児科・児童福祉センター・学校・児童相談所などで働く事ができ、企業内カウンセラーとして働くママやパパの生活支援も行えます。4ヶ月間の通信講座で取得可能です。
メンタルケア心理士 おすすめ
メンタルケア学術学会が認定する資格です。先述でご紹介させて頂きましたが、公的機関の資格が通信講座経由で取得できるため非常に人気の資格です。心理学・精神医学・カウンセリング技法などトータル的に学ぶ事ができるのが大きな特徴です。
⑤将来、カウンセラーとして開業したい|講座・学校の選び方
心理カウンセラーとして開業する場合は特に資格は必須ではありません。実力と経験がものを言う世界です。
しかし、現実的に開業を考えた時には、社会的に信用度の高い『公認心理師資格』・『臨床心理士資格』を保有していることが望ましいでしょう。しかし、両方とも心理系大学の卒業が必要となる為ハードルが高くなります。
産業カウンセラー資格を保有しているケースでは、実務経験があれば実際に独立開業している人もいます。
カウンセラーは人の心の問題に関る仕事です。対応を間違えると重大な結果を招く恐れがありますので、独立開業する場合は、充分な知識と経験、そして相談できるスーパーバイザーがいることが望ましいです。
将来開業したいのであれば、通学制の学校でしっかり学習でき、実技実習やスーパーヴィジョンも受けられるようなところが良いでしょう。
そこでオススメするのが『プロフェッショナル心理カウンセラー』という資格です。全国心理業連合会(全心連)が、2010年に心理カウンセラー養成スクールの経営者・6社が集って作った組織です。
プロフェッショナル心理カウンセラーは、全心連が公認する心理カウンセラーの全国統一認定資格です。
長年活躍してきた経験豊富な熟練心理カウンセラーや、質の高いカウンセラーを送り出してきた養成スクールの 経営者が一堂に会し、議論に議論を重ね、臨床心理士とは異なる資質をもつ心理カウンセラーの特徴や強みを活かして日本のメンタルサポートをより充実した素 晴らしい未来にしていくための「プロの心理カウンセラーの資格」を定めたのです。
※全心連HPより引用
一般の場合、履修時間は242時間です。心理学の専門知識(160時間)、カウンセリング実習(60時間)、プロフェッショナル適性訓練(22時間)です。
上級に関しては、専門性や履修時間は国家資格の精神保健福祉士と同等レベルです。履修時間は、1280時間です。
一般は、「心理カウンセラーとして名乗って活動するベースライン」に達しているという基準です。上級まで達していないけれど、必要な専門知識は一通りありカウンセラーとしての活動を開始している、または社会人としての経験を積んでカウンセラーを目指す人を対象としています。
実習時間にボランティア活動も含まれるなど、曖昧な部分もありますが、実践力を重視しているようにできています。実際にカウンセラーとして開業する場合は、資格は社会的な信用のためであり、カウンセリングには深い知識と経験が重要です。
【3】
心理カウンセラーの通信教育講座や学校の選び方に関するまとめ
心理学は人の理解や人間関係に役立つ知識です。人間関係を良好にすることは、あなたの人生に大きなメリットをもたらすことは間違いありません。
心理カウンセラーの通信講座は心理学入門のステップとして初心者にも学びやすい工夫がされています。心理カウンセラーの資格を取得したからと言って、直ぐにでも就職できるというわけではありませんが、資格を目指すのは勉強のモチベーションを保つためにとても有効ではないでしょうか。
心理カウンセラーの講座や資格は種類が非常に多いですが、各々に目的が違います。自分の目的と講座の目的が合致していることが失敗しない選び方といえます。
【PR】民間の心理カウンセラー資格を取得してみませんか?
心理学やカウンセリング技法を学ぶことは、自分自身やまわりの人への理解が深まり、 人間関係能力 や コミュニケーション能力 を向上させることが出来ます。その結果、人間関係を良好に保つことが上手になり、対人関係から生まれるストレスを大きく軽減すること が可能になりますので、人生の幸福度が上がるという大きなメリットがあります。
もちろん、心理カウンセラー資格を取得して 相談業務 などの仕事をしたり、 独立開業 して自分で人の役に立つ仕事をしていくことも可能です。
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