好きな人がいると、その人のひとつひとつの行動が気になってしまいませんか?
でも、どれだけ自分が好きな人に行為を持って接しても、相手にされないことばかり・・・
今回は、片思いの状態から好きな人に振り向いてもらうため、心理学の ”ゲインロス効果”を利用して好きな人に振り向いてもらうための方法 をお教えしたいと思います。
《1》ゲインロス効果とは?
ゲインロス効果とは、いわゆるギャップのことです。ゲインは「与える・プラス」という意味を持ち、「ロス」は「マイナス・失う」を意味します。
「ギャップ萌え」という言葉がありますが、最初に自分のイメージや普段の印象を自分自身で理解した上で、その逆をつき「こんなところがあるんだ!」と相手に思わせること。
そうすることで好きな人の心をつかむことができるのです。
1-1. 人は、誰しも見た目や話し方、雰囲気などで相手の印象を作り出す
「あの人優しそう♪」
「あの人なんか恐そう…」
どんな人でも、最初に会った人に何かしらの印象を抱くものです。
これは無意識の行動・心理なのですが、もしこういった無意識の印象が『好きな相手に恋愛感情を起こさせること』に変えられるのであれば、ぜひテクニックとして活用したいですよね。
例えば、自分が初対面の際に不愛想に見られがちなのが分っているのであれば、積極的にコミュニティやグループで活動していることや、人との関わりに対してアクティブに動いていることを伝えるという方法もあります。
『無愛想な印象なのに、意外とアクティブに活動している』
無愛想だから人の付き合いは苦手なのかな・・・と思わせながら逆をついていますので、ギャップ萌えが発生するゲインロス効果の代表例です。
上記までは多くの書籍やブログでも紹介されていますが、それ以外にも意識しておくと良いゲインロス効果に関する事がいくつかあります。
1-2. ネガティブな情報も”良いギャップ”に繋がる事
ゲインロス効果では、最初がネガティブな印象から始まっても、逆のポジティブな面を見せることで相手の心に大きな影響を与える事はお伝えしました。
さらに、「ネガティブ
ポジティブ」と簡単なこの法則の後に、また「ネガティブ」な印象を与えると、実はよりいっそう効果的だったりします。『ネガティブ
ポジティブ ネガティブ』 みたいな感じですね。本来、人はあまり変化を好まない生き物なのですが、恋愛においての変化は『有効な刺激』とすることも出来ます。適度に相手の心に揺さぶりをかけていくことは、恋愛に対しては効果的と言えるのです。
先程の例に挙げたように、『不愛想』という印象から、『実は積極的にコミュニケーションを取るタイプ』だと印象付けたとしましょう。
そこから少し時間を置いた後に、「やっぱり、自分に自信がないと思うところもある…」と、最初の印象に繋がるような少しネガティブな印象にわざと戻すのです。
人の感情はとても繊細で奥深いもので、ネガティブからポジティブになった時、このポジティブからまたネガティブに戻った時、どちらも好印象を与える「ギャップ」として使うことが出来ます。
1-3. 再度ネガティブな印象を与えることがなぜ効果的なのか?
再度ネガティブな印象をあたえることが効果的な理由は、その前のポジティブな印象が 『(無理して)頑張っている・気を遣っている』 と相手に思わせる事が出来るからです。つまり、 無意識に努力を感じさせる という事ですね。
最初の印象というのは、実際、多くの場合がその人の本来の姿でもあります。
『なんか恐そうだな・・・』
『キツそうな性格だな・・・』
こんな風に見られていて、本人は損していることを十分に分かっています。だからこそ、自分自身でネガティブな印象を変えようと意識するのです。
その 印象が変わった姿が恋愛においては特に強力なギャップと効果を発揮 してくれます。
しかし、そこから更に『本来の自分』としてまた最初の印象に近い姿を見せたとしましょう。それは『ネガティブな部分』であると同時に、本人が頑張って隠そうとしている『弱み』でもあります。
弱みは誰にでもさらけ出すものではありません。弱みを見せることは相手への信頼を示します。
この 『弱みを見せる=あなたを信じている』 というサインは、受け手(好きな人)にとって、大きなギャップであり、ある意味『秘密』なのです。
秘密を共有することや信頼を見せてくれることは、好きな人に対して大きな影響を与えます。その信頼に応えようとしてくれ、自分しか知らないその人の『本当の姿』を可愛らしく思うかもしれません。
これが 恋愛におけるゲインロス効果の狙い です。
ずっと良い印象を与え続けるように努力するのも良いでしょう。しかし、自分の印象を上げたり、時には下げたりすることで、好きな人の感情は上下に大きく動かされます。
《2》ゲインロス効果は “相手への興味” や “関心” を引き出す
一度ギャップを感じた時、人は相手に対し、「もっと知りたい」という欲求に駆られます。心理的なものですね。
先述した通り、 『ギャップはある意味刺激』 です。
その 「気持ちの良い刺激をもっと味わいたい!」 と思う心理は自然な感情です。
その感情を更に活かして、好きな人の気持ちを掴みたいのであれば、ギャップを「交互に使う」ことが効果的です。これがゲインロス効果を最大化するポイントです。
例えば、趣味であれば、アクティブな趣味とインドアな趣味を交互に見せていくこと。アクティブな人、インドアな人、それぞれは逆のものだと思われがちですが、両方持っていたらそれは意外な部分だと思いませんか?
仮に逆の要素を持ち合わせていなくとも、自分が知っていることや持っている知識と、相手が自分に持っている印象と照らし合わせます。
そこで違いを感じるところを見極め、ギャップを出していけば良いのです。
《3》ゲインロス効果は 『自分を良く知ること』 が大切
ここまでお話してきた『ゲインロス効果』について、
- 高度なテクニックで難しそうだ
- うまく出来るか不安だ
と、思った方もいるかもしれません。
テクニックはもちろん大事です。それ以上にゲインロス効果を用いて好きな人を振り向かせたい時に一番大切なのは、使う前に『自分が相手に与えている印象を自分で理解しておく』ことです。
これが分かっていなければ、相手に見せるべきギャップが一体なにか分かりません。
「自分が相手からどう見られているのか?」
“相手の印象” と “本当の自分” をギャップとして感じてもらえる部分を見極め、これらの見せ方をうまく使い分ける
これがゲインロス効果を利用して好きな人を振り向かせる方法でもあります。
一番重要な部分は、根本的には自己分析、他人から見られる自分を研究することです。
《4》 ギャップは最強の武器 – ゲインロス効果を有効活用しよう!
ゲインロス効果をうまく活用する事ができれば、相手の心を大きく惹きつけることが出来ます。そうすれば、好きな人の心に大きく印象を残し、魅力的な人として映るでしょう。
見た感じの印象ではなく、 内面的な魅力として残るのがゲインロス効果 なので、その効果は長く続きます。
何よりも『刺激』になりますから、付き合う前でも、付き合った後でも、うまく使えば ”恋愛のマンネリ化” を防ぐことが出来ます。
さらにゲインロス効果をより高めるにあたって重要だとお伝えした『自己分析』も恋愛という観点においては重要な意味を持ちます。
自分を知り、自分を活かす。
ゲインロス効果をうまく使っていくことで素敵な恋愛をし、楽しい日々を過ごせる様、努力してみてくださいね。